目次
インターンシップの種類としては大きく分けて3種類
- 1)1dayインターン
- 2)短期インターン
- 3)長期インターンの3種類
インターンの期間は1dayはそのまま1日で完結するもの、短期インターンは2~3日から長くて2~3週間です。大学生の多くが「インターンシップ」と聞いてイメージするのはこちらの短期型インターンではないでしょうか。
短期の中でも夏休みや冬休みの時期を利用して行うインターンシップをサマーインターンシップ、ウィンターインターシップなどといいます。
募集時期は夏のインターンシップは6月あたりから、冬は9~10月頃から応募受付がはじまります。
選考は面接や抽選など企業によって異なります。情報はこまめにチェックすることをおすすめします。
長期インターンは、期間は特に定まっておらず、半年~1年ほど企業で働くのが一般的で、なかには2~3年働く学生もいます。こちらの長期インターンの場合、ほとんどの企業が「学年不問」で募集しており、大学1年生、大学2年生でも挑戦することができます。また、内定が決まった4年生や院生もチャレンジ可能!
長期で働くことで、自分の興味や価値観を知ることができます。
1)1dayインターンシップのメリット・デメリット
1dayインターンといっても、企業ごとに内容は様々です。多くの企業が開催しているのは、講義・セミナー形式、ワークショップ・プロジェクト形式、職場見学・職場体験形式 などがあります。
そのいずれも参加するにあたり、以下のようなメリットがあります。
<メリット>
・期間が短いので色々な企業のインターンに参加しやすい
1Dayのインターンは、丸一日でなく、午前中のみの実施であったり、2、3時間で完結する場合は、都合さえ合えば、1日で複数の企業のインターンに参加することも可能です。
業界研究に役立つ
会社のノウハウや競合との違い、個性など、WEBだけでは知りえないことを学ぶことができます。志望業界が決まっている人は、業界内の複数の会社のインターンに参加することで、会社ごとの違いを学ぶことができます。
同業界を志望する学生と会える
同じ業界を志望する学生と知り合うことで、自分の知らなかった会社の情報や、選考の情報などを共有することが可能ですし、SNSなどで繋がることで、長期的にも情報交換を行うことができるかもしれません。
社会人と知り合える
インターンでは、その企業の社員の方に説明していただいたくことが多く、直接質問することができます。例えば、会社説明会や面接などでは選考の要素が色濃く、質問しづらい状況であることも往々にしてありますが、その意味でインターンは、ざっくばらんに質問できる機会として有益な場となるでしょう。
<デメリット>
直接内定に繋がることがない
短時間で自社に適した人柄や能力を持った学生をみつけることは大変難しく、内定につなげることが目的とする参加はオススメしません。短い時間でも、学びたいこと、知りたいことなどを明確にして参加するようにしましょう。
企業について詳しく知ることは難しい
短時間で企業側が自社に適した学生を見つけられないのと同様に、数時間~1日という限られた時間の中で企業の深いところまで知ることはできないでしょう。1DAYインターンで得た情報を元に企業や、業界についての研究が必要となります。
無給であることがほとんど
社内の見学、会社説明、グループディスカッションがメインの為1DAYインターンシップのほとんどが無給です。就活生は、スーツやカバンなど一式をそろえたり、交通費などもバカになりません。予算を考えて計画的に参加するようにしましょう。
2)短期インターンのメリット・デメリット
夏と冬にある、「サマーインターンシップ」と「ウィンターインターシップ」があり、大学生がインターンと聞いてイメージするのは、この短期インターンシップではないでしょうか。
学校が長期休暇に入る夏休みがメインですが、春休みや冬休みに実施する企業も多数あります。
短期インターンシップの形態
セミナー・会社説明・見学型
「○○体験コース」や「○○講座」といった名前がついているもので、実施期間は1日~数日間と短いのも特徴です。
内容としては、会社説明やオフィス見学、仕事や会社の魅力を知ることが一般的です。社員との交流などがある場合もあります。
・プロジェクト・ワークショップ型
あらかじめ用意されたプロジェクトにグループで取り組むスタイルで、グループの構成はだいたい学生5~10名に現役社員がサポートにつきます。
<メリット>
一番は何と言ってもパンフレットやHPではわからない、会社や社員の雰囲気、風土やビジネスモデルなどが体感できることではないでしょうか。
また、複数回実施する企業が多く、予定を組むのにも融通がきくこと、複数のインターンに参加することで、様々な業界、職種を体系的に学ぶことができます。
内容も、大学では経験できない、ビジネスコンテストやディスカッション、新規事業提案などが体験でき、話合った結果をプレゼンするなど、就活本番の対策ができます。
また、同じ考えをもつ同士や、志を持った人たちとの出会いも期待できます。
<デメリット>
3)長期インターンのメリット・デメリット
期間が長期になると、社員の方々と一緒に実務に携わっていきます。
<メリット>
長期間にわたるため、時間の制約などはありますが、
「実務を経験することにより、働くイメージを掴むことができる」
「スキルを身につけられる」
「企業視点を体感できる」などのメリットがあります。
仮にでも社会人と同じ環境や職務を体験することにより、自分のできることと、出来ていないことを実感するいい機会になります。
就活の際には、「自分が出来ていること」を強みや、アピールポイントとして伝えられること、また、「自分ができていないこと」を自覚することで、業界を絞る事に繋がったり、苦手を克服するためにすべきことが見えてくるかもしれません。
さらに企業の求める能力や、スキルがみえてくることもあり、自身の就職活動におおいに役立つでしょう。
また、長期インターンシップは企業に長い期間勤め、実務メインなので、就職に結びつきやすいのです。採用前から長期間勤めているので、企業側も学生の人柄や能力を把握できていること、すでに企業についても深く知っている分、他の就活生より有利となります。
<デメリット>
時間が制限される
長期インターンの性質上、学業やサークル、アルバイトとの両立が難しくなります。
最低でも週2日16時間以上、なおかつ6ヶ月以上インターンを続ける必要がありますし、基本的に平日の日中勤務の企業が多いこともその理由のひとつです。
ですので、スケジュールの管理を綿密にする必要があります。
学業はカリキュラムの工夫などで、まとまった時間をとれるように工夫する学生が多く、サークルやアルバイトなどは休日、平日はインターンと決めてしまうのがわかりやすいのかもしれません。
固定されたものを最優先で考え、動かせるものは動かすなど工夫が必要になります。
責任が大きいこと
例えばアルバイトでは、社員と明確な区切りがあったり、マニュアルで固定された作業、だれでもできるものだったりしますが、長期インターンの場合、社会人としてのマナーやモラルを求められるのは当然で、締め切りや仕事の内容もより深く、厳しくなります。
ですが、社会人になれば当たり前に経験することですので、学生のうちに経験し、はやい段階で慣れておくに越したことはないでしょう。