インターンシップに参加する際のお金にまつわるあれこれ・・・
気になりますよね?
目次
インターンは給料が出るのか、出ないのか?
昔は無償のインターンが多く、「インターンはお給料がもらえない」と思っている人が多いのではないでしょうか?
最近は有給でインターンを開催する企業も増えてきました。
実際、お給料の額で決めるわけではないですが、正直、無給なのか、有給なのか、交通費は支給されるのか・・・などは気になるところですよね?ここでは、インターン生のお金にまつわるお話をさせていただきたいと思います。
有給インターンと無給インターンの割合と違い
実は、有給インターンが増加傾向とはいえ、全体の1割にも満たないのです。
ほとんどのインターンは無給で、これはインターンの実施期間の割合とも比例します。
有給インターンの割合は、圧倒的に長期インターンに多く、短期での有給インターンはほとんどありません。その理由としては、短期・長期インターンシップのそれぞれの内容によるところが多いようです。
短期インターンシップとは、短くて1日、長くても1~2週間ほどの期間で実施されます。そのため、短期インターンシップでは、セミナーのような形式や、グループワークを中心としておることが多く、こういった形式のインターンは、学生側のメリットは大きくても、企業側のメリットは少ないのです。企業に直接的な貢献をするわけではないので、無給で行われることが多いのです。
一方、長期インターンシップの場合、期間も1ヶ月を超える長い期間、継続的に参加するような内容のもののことをいいます。長期インターンシップの内容は、実務がメインとなる実践型インターンシップなり、人脈や経験、スキルなど非常に多くのことを学ぶことができますし、実務をこなすことにより、企業への貢献度も短期のインターンシップと比べて高いので、有給となるところもあるのです。
また、参加学生の傾向としても、1DAYインターンへの参加が多く、次いで短期インターン、長期インターンへの参加は全体の1割にも満たない結果に・・必然的に実施期間別の参加学生の割合に比例するのです。
有給インターンの給料の相場
- 職種や業務内容、成果などにもよりますが、
- 時給の場合:1000~2000円
- 日給の場合:5000~10000円
- 成果報酬の場合:1作業、1成約につき1000~5万円
報酬や給料の相場としては、アルバイトと大差は無い様子です。
また、有給インターンは長期インターンに多く、実務に携わる対価として給料が発生します。
有給インターンとアルバイトの違い
有給で働くとどうしてもイメージが重なるアルバイト。さほど違いがないように思いますが、大きく異なる点があります。それは、アルバイトとインターン生が仕事に求めることの違いや企業がアルバイトとインターン生に求めるものの違いからくる、「採用の目的」と「任せられる仕事内容」の違いです。
アルバイトを探すときの大きな目的は「お金」、インターンに参加する目的は多くの場合「経験」ではないでしょうか。今のアルバイトよりも有意義に働きたいと考えるのであれば、アルバイトでは経験できない仕事を経験できる有給インターンへの参加を考えてもいいでしょう。
実際、学生のうちから社会人の中で働くことでの自己成長やスキルアップにつながるビジネスマナーやビジネススキルの習得はお金には代えられない経験となるでしょう。また、インターンは大学生メインの採用となるので学校の授業やテストなどの都合も考慮し、募集をかけているので柔軟に対応してもらえるケースが多いのも特徴です。
無給のインターンが多い理由
無給のインターンのほとんどが1day~1週間程度の短期インターンシップなのです。内容もグループワークやディスカッションなど、実務を伴なわない疑似体験型のインターンシップが多いからです。
これらは説明会の代わりであったり、教育や研修、企業紹介など採用活動の一環として開催されることも多く、説明会参加者に報酬を払わないのが当たり前のように、インターンへの参加者には報酬を払わないことが通例となっています。
無給で働く・・・法律違反にならないの?
結論から言うと、無給のインターンに問題はありません。
インターンシップは、企業が大学生に、社会人体験、職業体験をさせるもので、業務の一部を体験してもらう活動のことです。この体験してもらう活動という部分が重要で、短期インターンでは特に、学生を労働力としてみておらず、内容も企業の説明であったり、グループワークや、通常の業務とは別のことをしてもらうことが多く、これらは労働にあたりません。無給のインターンの趣旨としては、「学び」や「体験」であり、「業務経験」でないことがポイントになります。
※「学び」とは、研修や業界研究・グループワーク等
「体験」とは、職場見学や短時間の実務体験等
なので無給でのインターンは法律違反にはならないのです。
交通費は基本的に支給されるのか?
給与はなくても、インターンに通うのに交通費は必ずといってもいい確率で発生します。
特に遠方からのインターンへの参加などでは、宿泊が必要な場合もあるでしょう。そうなると学生の負担も大きくなります。そのため、多くの企業はインターン期間の交通費を全額負担してくれます。また、企業によっては宿泊場所を用意してくれる企業もあります。
しかし、交通費も宿泊費も支給していない企業もありますので、参加する前に、企業のホームページや直接問い合わせるなどして確認しておきましょう。