社員が育たない!
部下が育たない!
・・・そう考える経営者やマネージャーの皆さまへ。
◎「育つとはどうなることか?」「何が足りないのか?」
を部下と共有していますか?
「社員が育つ」とは「会社のあるべき人財」に向かって成長していくこと。
では、「会社のあるべき人財」とは?
・・・まずはこれを明確にしないと、部下にとっては「どうなればよいのか?」というゴールが分かりません。
自分では育っていると思っているのに、上司からは評価されない・・・
そんな状況はよく起こっています。
部下に「どうなればいいのか?」「現状では何が足りないのか?」をしっかり伝えていきましょう。
◎部下の育成に具体的に携わっていますか?
「指導」と「育成」は別物です。
その場その場で部下が困っていることを克服していくことは「指導」。
中長期的な視点でできないことをできるようにしていくことが「育成」。
育成には、
「いつまでに○○ができるようになる」という目標と
「そのために何をやるのか」という計画とがあります。
「育成」とは、この目標と計画に具体的に携わっていくこと。
すべて部下任せにせず、上司がこの「育成」にしっかり携わっていくことが必要です。
◎小さなゴールを設定していますか?
「一人前になるには5年かかる・・・」
そんな上司の言葉を聞いて退職する若手社員はたくさんいます。
スピードが早い時代に生まれ育ってきた若者にとって、5年という時間がかなり長いと感じてしまうからです。
たとえば、難しい仕事を一気に一から十まで教え込もうとすると、
「この仕事は自分には難しい、一人前になるにはかなり時間がかかりそうだ・・」と感じます。
一方、一つひとつできることを順に増やす方法をとると、部下自身も成長や達成感を感じながら前進できます。
「この仕事なら一人でできる」「この部分なら任せられる」
・・・これを一つひとつ作ってあげることが部下育成には重要です。
◎部下の成長を応援する仕組みはありますか?
部下が育つかどうかは、組織風土にも大きく影響します。
いい組織は皆で成長を応援し合うような風土が根付いています。
一方、他人のことには無関心。足の引っ張り合いはあっても助け合うことなどない、そんな風土の組織もあります。
部下の夢を知っていますか?
部下のいいところを知っていますか?
部下を褒めていますか?
・・・そんなことの積み重ねが組織風土をつくるのです。