「強くてやさしい会社」を目指して経営されている株式会社協和。
前回は、協和の「社員を大切にする取り組み」について紹介しました。
今回は、その続き。社員を大切にする取り組みを続けるための「強さ」
にあたる実施策を紹介します。
(㈱協和の経営理念)
①社員持株制度
当社では社員持株制度を採用しており、
社員にも「株主配当」として利益を分配しています。
もちろん、株主総会を開き、社内の情報はすべて開示。
ですから「会社の収益が何に使われているか?」が株主である社員に
オープンになっています。
利益=自分たちのこと
・・・この「経営参画意識」が、「やさしさ」だけでない、
「強い」組織の源泉にもつながっています。
②理念・考え方の刷り込み
自社の「経営理念」や「会社の価値観」に関する話は、
毎日の朝礼時に若松専務自身が全社員に向けて話されます。
そして、その内容は併せてメールでも発信されます。
この毎日毎日の理念・価値観の刷り込み・・・
当社では、これを特に重要視しています。
また月に1回程度、会議室でビールを飲みながら、
「会社の意義」や「社会的責任」などをテーマに話し合う場も
設けています。
こうした会社の理念・考え方の浸透が
「強い会社」づくりに大いにつながっていそうです。
③採用基準も「理念」と「価値観」
新入社員を採用する際の基準は、「経営理念に賛同するか」
「当社の価値観に合うか」という点だそうです。
最近では、「グッドデザイン賞19回」「障がい者用のランドセル」等、
マスコミに出る機会も増えており、たくさんの優秀な人財が、
入社を希望され集まってこられます。
ですが、採用基準は「学歴」や「スキル」でなく、
「理念・価値観への共感・賛同」
こうして採用時から同じ理念・価値観を持った人財にこだわり、
同じ想いを持ったメンバーを増やしていくことが、
「強い会社づくり」に大いにつながっているといえるでしょう。
・・・以上、「やさしさ」だけでなく「強さ」も兼ね備えた協和。
今後もさまざまな展開を検討されているようです。
まさに「従業員が幸せになる会社づくり」を実践されていますね。
ぜひ皆さんの経営においてもヒントにしてください!